Redmine3.4.0 新機能のご紹介(1)

 

概要

Redmineの公式ホームページである「http://www.redmine.org/」の「ロードマップ」でRedmineの各バージョン別の機能を調べることができます。
2017年7月2日にリリース予定の「Redmine3.4.0」バージョンでは全部で201箇所の変更が予定されています。
本書では代表的な31項目に対して説明いたします。

 

<「Redmine 3.4.0」バージョンの新機能一覧画面>

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変更された項目の内訳は下記の表の通りです。

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機能別の変更された項目の内訳は下記の表の通りです。
翻訳を除くと、UIとIssuesが高い比率で改善されたことが分かります。

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1.カスタムフィールドの形式に「ファイル」が追加(#6719)

File format for custom fields (specific file uploads)/ Custom fields

 

「管理]->「カスタムフィールド」の形式項目で以前のバージョン※1にはなかった、「ファイル」が追加されました。
※1:本書で使用する「以前のバージョン」は「Redmine 3.3.0.stable」バージョンを意味します。

 

<3.4.0バージョン画面>

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「ファイル」形式のカスタムフィールドを必須にすることができます。
下図の例では「ファイル」形式のカスタムフィールドを空で登録したので警告が表示。

<3.4.0バージョン画面>

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2.注記編集時、「プライベート属性」を削除する機能(#12706)

Ability to change the private flag when editing a note/ Issues

 

以前のバージョンでは注記にプライベート属性が付与されていると、プライベート属性を削除することはできませんでしたが、3.4.0バージョンから、注記編集時、「プライベート属性」を削除できるようになりました。

<以前のバージョン画面>

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<3.4.0バージョン画面>

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下図のように、注記の「プライベート属性」を削除できます。

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3.チケット修正後該当フィールドが存在しない場合、削除履歴を表示(#21623)

Journalize values that are cleared after project or tracker change/ Issues

 

以前のバージョンでは、チケットを編集、コピーなどをした時に、修正前のチケットにあったフィールドが修正後に存在しない場合、該当フィールドで保存されていた値が削除されているにもかかわらず、履歴に削除された事実が記載されませんでした。3.4.0バージョンから履歴に該当フィールドが削除された事実が記録、表示されます。

 

<以前のバージョン画面>

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<3.4.0バージョン画面>

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上図の例では、「開発」というフィールドが削除され、同時に開発フィールドに保存されていた「開発案件」という値が削除されたことを表示します。
 


 

4.関連するチケット欄でチケットの進捗を表示(#3425)

View progress bar of related issues/ Issues

 

以前のバージョンでは、関連するチケット欄に登録されている個別のチケットの進捗状態を把握することができなかったが、3.4.0バージョンから関連するチケット欄で個別のチケットの進捗状態を把握することができます。

 

<以前のバージョン画面>

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<3.4.0バージョン画面>

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5.予定工数を常時表示(#24015)

Do not hide estimated_hours label when value is nil/ Issues

 

以前のバージョンでは、予定工数が未登録の場合、チケット詳細画面に予定工数欄が表示されませんでした。3.4.0バージョンから予定工数が未登録の場合でも、チケット詳細画面に予定工数欄が表示されます。

 

<以前のバージョン画面>ag_000012

<3.4.0バージョン画面>

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6.六種類のフィルター項目の追加(#2783/10412/15773/17720/21249/23215)

Filter issues by attachments/ Target version filter shoud group versions by status/ Filtering out specific subprojects (using ‘is not’ operator)/ Filter issues by “Updated by” and “Last updated by”/ Ability to filter issues by attributes of a version custom field (e.g. release date)/ Add the possibility to filter issues after Target Version’s Status and Due Date/ Issues filter

 

下図のように、フィルターに「ファイル」「更新者」「最終更新者」「担当者のグループ」「対象バージョンの 期日」「対象バージョンの ステータス」の六種類のフィルター項目が追加されました。

 

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<フィルター適用例>

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7.マイページの作業時間の直近日数を設定可能(#8761)

My page – Spent time section only display 7 days, make it a parameter/ My page

 

以前のバージョンでは、マイページの作業時間の直近日数が7日間と決まっており、任意に変更することができませんでしたが、3.4.0バージョンから任意の日数に変更することができるようになりました。
直近日数を変更したい場合は、画面右の「オプションアイコン」をクリックすると任意の日数を指定することができます。

 

<以前のバージョン画面>

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<3.4.0バージョン画面>

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8.「バージョン」のフィルタ機能(#22608)

Enable filtering versions on Project -> Settings -> Versions/ Project settings

 

以前のバージョンでは、「プロジェクト」→「設定」→「バージョン」タブでフィルタ機能がありませんでしたが、3.4.0バージョンからフィルタ機能が追加されました。
バージョンのステータスやバージョン名でフィルタリングをすることができます。

 

<以前のバージョン画面>

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<3.4.0バージョン画面>

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9.1.チケット作成時のデフォルトバージョンを指定機能(#24011)

Add option to set a new version as default directly from New Version page/ Project settings

 

以前のバージョンでは対象バージョンで「デフォルトバージョン」を指定できなかったが、3.4.0バージョンからはデフォルトバージョンを指定できるようになりました。
新規チケット作成すると、「デフォルトのバージョン」が指定されているバージョン名が対象バージョンにデフォルト値として表示されます。

 

<以前のバージョン画面>

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<3.4.0バージョン画面>

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新たに他のバージョンを「デフォルトのバージョン」にすると、そのバージョンが新しい「デフォルトのバージョン」になります。
「デフォルトのバージョン」を確認するためには、各プロジェクトの「設定」->「情報」タブの「デフォルトのバージョン」で確認と設定の変更ができます。
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9.2.新規バージョン作成時に「ステータス」項目が廃止(#23377)

Don’t show “status” field when creating a new version/ Roadmap

 

以前のバージョンでは新規にバージョンを作成時に、「ステータス」を選択できたが、3.4.0バージョンからは「ステータス」を選択できないように変更しました。「ステータス」は「進行中」が自動的に指定され、バージョン登録後にバージョンのステータスを変更できます。

 


 

10.作業時間ページの機能強化(#13558/23401/16843/23311)

Add version filter in spent time report/Add tracker and status columns/filters to detailed timelog/Enable grouping on time entries list/ Time tracking
New “Spent time” menu tab when spent time module is enabled on project/ UI

 

作業時間ページのフィルタに「チケット」、「チケットのトラッカー」、「チケットのステータス」、「チケットの対象バージョン」の4項目が追加されました。
以前のバージョンでは作業時間ページが「チケット」タブに属していましたが、3.4.0バージョンからは「作業時間」タブに属するようになりました。
また、オプションの項目に「トラッカー」、「ステータス」が追加され、グループ条件が追加されました。

 

<以前のバージョン画面>

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<3.4.0バージョン画面>

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[関連リンク]

 

Redmine3.4.0 新機能

Redmine3.4.0 新機能のご紹介(1)

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本書はRedmineの情報を提供する目的で作成されております。本書の作成にあたり、正確な記述に努めましたが、本書に対して何らかの保証をするものではなく、本書の内容を元に運用に影響がでる場合の責任は負いかねますので、ご了承ください。
本書の内容は2017年6月26日現在のものであり、内容は事前予告なく変更される場合があります。